一般社団法人設立に寄せて

                  201661

 

 合掌

今般、2016524日に設立登記申請を行い、「一般社団法人日本護身拳法連盟」は法人格を取得し、法人としての活動を開始しました。思えば201541日の設立から14ヶ月にして多くの賛同者、協力者の方々と思いをひとつにし、新しい法人、武道団体としての活動の一歩は始まりました。

 

 

われわれが法人格を取得したのには二つの理由があります。

ひとつは法人格を取得して社会的に承認された団体であることを示すこと。もうひとつは誰かの意思で物事が決定し、また世襲されていくというものではなく、民主的に構成された意思決定機関によって、活動の方向が決められていくということを定款という形で担保するためです。

 

 

民主的な活動はお互いの信頼と協力が必要であり、絶対にやり遂げるという不屈の意思と情熱がある限り、今後10年、50年、100年の未来への道は続いていきます。どうか今後とも我々日本護身拳法連盟にご協力、ご支援、ご鞭撻のほどを衷心よりお願いいたします。

 

 

さて最近は非常に理不尽な事件が多く発生し、いつその当事者になるかという不安が増大しております。また人と人とのコミュニケーションがうまくとれず、精神的に不安定になったり、命を粗末にするような事案も多く見られます。我々は武道の修練を通じて人格の向上、護身鍛錬、心の修養、健康の増進を進めてまいります。人を幸せにするにはまず自分が幸せでなければなりません。人を護るためにはまず自分が強くなければなりません。人を元気にするにはまず自分が元気でなければなりません。そしてたくさんの人と手をつなぎ、協力して、少しでもいい社会になるようにがんばろうではありませんか。                      

                            感謝

    一般社団法人日本護身拳法連盟 副代表総務  今井敏治

設立一周年を迎えるにあたって

 

日本護身拳法連盟が誕生して一年を迎えようとしております。2015月より多くの方々のご協力を得て、神戸中央支部・札幌中央支部の支部から活動を始め、数々の実り多い成果を残すことが出来ました。     

 

私たちの目指す日本護身拳法連盟(JSKF)は、純粋に護身の術としての拳法の技術を極め、信頼できる仲間造りを目指します。同時に拳法を通じて、地域社会の環境に自信に満ちた生き方を創造したいという思いと、民間レベルの国際交流と願うものです。

 

日本護身拳法連盟はIKA Japan(国際拳法協会 日本)を通してIKAに加盟しており、他国の拳士達とも拳法を通じた交流が盛んです。尚IKAJapanには私たちの他に達磨拳グループも参加されており、共に日本での拳法活動を発展させるべく協力しています。

 

現在IKAにはイギリス(British Shorinji Kempo Federation)、スイス(Swiss Kempo Union)、スペイン(GUSKE)、アイルランド(ISKD)、 イタリア(ASKR DojoMessina)、チェコ(Ceska Federace Shorinji Kempo)、日本(IKAJapan)の7ヶ国から構成されております。

昨年10月、神戸において第IKA日本セミナーが催されました。海外のIKA加盟国からは60名を超える参加者があり、日本の指導者や拳士を含め多数の皆様から協力を頂き実り多い成果を残すことが出来ました。 私達はこの様な経験を糧としてこれからも民間レベルではありますが国際交流も進めてまいります。

 

去る10月にはコープカルチャー神戸北支部が活動を開始し、神戸電子専門学校で日本護身拳法部が創部され、活動を開始いたしました。来る月からは大阪中央支部を含めか所において新しい支部も発足いたします。 他にも日本セミナーをきっかけとして日本護身拳法連盟参加へのお問い合わせを多数頂きました。私たちは急激な組織拡大より地に足の着いた発展を望みます。お問合せ頂きました皆様には誠実に対応して参りたいと考えております。 皆様のご理解とご協力を賜わり、一歩一歩前進してゆく所存です。 今後とも宜しくご支援 ご鞭撻の程お願い申し上げましてご挨拶に代えさせて頂きます。

                                    日本護身拳法連盟

                                    

第一回IKA(アイカ)日本セミナーを前に、各国代表者とともに神戸市役所を表敬訪問しました。

向かって左端は日本護身拳法連盟顧問のしらくに 高太郎市議です。各国の拳法の活動や神戸との交流について話が弾みました。

 

 

 

 

設立のご挨拶

この度、日本護身拳法連盟の設立に当たり多くの方からのご支援、

ご協力を頂きましたことを、心よりお礼を申し上げます。

何事を行うにも勇気を持って一歩を踏み出す!口に出すのは簡単ですが、いざ行動を起こすとなればどうすれば良いかわからないものです。私たちが今回日本護身拳法連盟を立ち上げたのはその道しるべになればと強く思ったからです。

さて、物にあふれ幸せに見える日本の現代社会ですが、年齢層にかかわらず、理不尽な事件が頻繁に起きています。いつ自分の身に起きるか不安でストレスを感じるのは私だけではないと思います。自分を見失わず、この世に生まれ出て、自己の可能性にチャレンジする不撓不屈の精神を持つためには、体と心を鍛えなければなりません。護身拳法を真剣に修練し、護身の技術を身に付けることで心身共に鍛えられ、仲間や友達ができてつながりが深められ、自然に会話が弾み、人と人との絆を強く感じることができるのです。そして何ものにも負けない力と勇気を養い、お互いを助け合う相互協力の精神と思いやりが育まれるのです。さあ、一緒にやりませんか。


 2015年4月1日                      日本護身拳法連盟 

日本護身拳法連盟の設立によせて

 

この度は日本護身拳法連盟の設立、まことにおめでとうございます。設立に至るまで、多くの困難を克服されたことに心より敬意を表します。また相談役として日本の拳法団体に関われることに不思議な縁を感じます。

 

人が人として自信をもって生きられる生き方は、誰もが望むものです。

充実した人生を送る為には健康、精神的な安らぎ、信頼できる仲間、経済的な安定等が大きな要素であります。これらは時代が変わっても変わる事の無い普遍的な真実ではないでしょうか。

複雑な現代社会においては武道教育がそれらを修練する人達に、具体的な成果として健康、精神的な安らぎ、信頼できる仲間作り等は、与え得る事が出来る果実だと思います。

私達は拳法という武道を通して護身の技を身に着け、健康で自信の持てる生き方を創造していただきたいと願うものです。同時に人として生きる強さと他人を思いやる人格の育成にも努めてまいります。

 

昨年私達は思いを同じくする世界の拳法グループとIKA(アイカ:International Kempo Association) を設立致しました。

日本、英国、スイス、チェコ、アイルランド、イタリア、スペイン等が参加しており、現在も参加を希望する国からの問い合わせが届いております。

 

新たに参加を希望するグループには、拳法の持つ武道教育を通して「社会に役立つ人を育てられるか、生きる喜びを感じさせられるか」が条件として求められます。

多技にわたる護身の技術を修練し、世界の拳士と一緒に仲間として又ライバルとして国際大会や講習会を通して技を競い、共に上達を図りたいと考えます。

 

世界で拳法を修練する仲間がお互いに協力しあって、自分達に出来る社会貢献をこれからも模索して行きたいと願っております。

皆様の絶大なるご理解とご協力、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

(ロンドンの自宅にて)

 

日本護身拳法連盟相談役

BSKF  主席指導員  水野為男